【5】経済の基本原則

2.経済原則A高金利=円高、低金利=円安

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金利が、為替(円高・円安)に影響を与える理由

 金利が高い国へお金を預けておけば、たくさんの金利がもらえます。

 国債も高金利になるので、国債や外貨MMFへの投資が増えます。
 FX(外国為替証拠金取引)などのスワップ金利も高くなるので、高金利の国の通貨は買われやすくなります。

 逆に、低金利であれば、その国の通貨は売られやすくなります。外国の高い金利で運用しようと考えるからです。

 金利は為替相場に影響を与えます。

 日本で言えば、高金利は円高、低金利は円安になります。


景気と金利

 景気を調節するためには、金利を高くしたり、低くしたりします。

 好景気では、物価が上がるなど、国民が困ることもでてくるので、景気が良すぎないように調節しなくてはなりません。

 景気を抑えるには、金利を高くします。

 すると、企業は、銀行からお金を借りにくくなるので生産量が下がります。国民も銀行金利が上がるので貯金しようと考えます。

 それによって、生産も消費も抑えられ、お金が回らなくなります。
 その結果、景気が抑えられていきます。

 逆に、不景気になったときは、金利を下げます。
 すると、企業は銀行からお金を借りやすくなり、生産も増えます。国民も貯金しても金利が低いので、貯金するよりも消費意欲の方が高くなります。

 結果、お金回りが良くなり、好景気になります。


 好景気では、高金利。
 不景気では、低金利。

 景気が悪くなり始めると、金利を下げます。
 そのため不景気では、低金利。

 不景気から、景気が良くなってくると、金利が上がってきます。
 そして、いよいよ好景気では、高金利。

 そして、景気が悪くなり始めると、金利を下げます。
 …、このくり返しです。

 よって、金利と景気は密接に結びついており、景気が分かれば金利の高低も予測できます。


ただし、景気と無関係に金利を上げる場合がある

 冒頭で説明したように、金利が高い通貨を保有しておけば、得になるので、その通貨は買われやすくなります。

 それを利用して、自国通貨の価値を高めるために、景気とは無関係に金利を上げることがあります。

 たとえば、英国は、1990年にポンドを止めてユーロにしようとしていた時期がありました。

 それには、ERMというユーロへの通貨統合システムに参加し、条件をクリアしなくてはなりません。

 英国は、ERMへ参加したことにより、通貨の価値を一定に保つ必要がありました。
 つまり、英国の経済状況だけで、金利を決定することができなくなったのです。

 そこへ、ヘッジファンドの空売り攻撃にあいました。
 このままでは、ポンドの価値は下がり、ERMの条件を満たせそうにありません。

 そこで、英国は、どうしたのか。金利を上げてきたのです。金利を上げることで、ポンドを買ってもらおうとしたのです。

 実は、英国内の景気は悪化していました。が、ポンド安を止めなくてはならないため、金利を下げることができません。むしろ上げなくてはならない、状況においこまれていたのです。

 それが、1992年6月16日(水曜日)、1日で金利を5%も上げて、15%の金利にしたのです。
 結局、それも無駄な抵抗に終わり、同日、ERMを脱退しました。

 その日を、英国では『ブラック・ウェンズデー』(暗黒の水曜日)と呼ぶようになりました。

 ちなみに、空売りをしかけたヘッジファンドは10億ドルも儲けたといわれています。
 そのヘッジファンドを率いていたのが、ジョージ・ソロスで一躍、彼の名が知れ渡ることになりました。



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